●困難を極めた就職活動
昼間仕事を探しながら,夜はその図書館で読書をするという日々が続きました。しかし就職活動は困難を極めました。12歳の少女を雇ってくれる所などなかったからです。
マリーは重大な決意をします。「一生に一度の嘘をつこう。14歳と偽ろう」
あるデパートがレジ係を募集していたのですが,14歳以上という条件があったからです。マリーは14歳と偽って,採用試験を受けました。普段の勉強の成果が発揮されました。採用試験を優秀な成績で合格し,年齢を偽ったこともばれることなく,ついに仕事をつくことができたのです。
しかし,貧しい暮らしは続きました。お金にゆとりのないマリーは,夜と休みの日は,〈イーノック・プラット自由図書館〉に通いつめました。
16歳当時の愛読書は,『ロミオとジュリエット』(シェークスピア著)や『嵐が丘』(エミリ・ブロンテ著)でした。
2010年5月11日火曜日
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