2013年2月16日土曜日
ネットで百科、活動停止
平凡社『世界大百科事典』が、3分間だけは無料で見ることができる「ネットで百科」というサービスがあります。とてもありがたいサービスです。ところが今日利用してみると、今年の6月一杯で活動停止だそうです。無料サービスだけでなく、有料サービスも含めた全体の営業停止だそうです。驚きました。「いったい何故?」と思いました。小学館の『日本大百科全書』がヤフーで無料で公開されていることが原因かと思いましたが、違うと思い直しました。ウキペディアを含めたネット情報が一番の原因かと思います。実際ある項目について、『世界大百科事典』『日本大百科全書』『ウキペディア』そして英語版『Wikipedia』をひきくらべてみると、その差は歴然です。「専門家と評価してもらえることの難しさ」を感じます。ただ、百貨事典の場合、字数制限も影響するのでしょうが。最近のウキペディア、特に英語版、仮説実験授業の授業書にちかいものを感じます。多くの人に読んでもらい、自由に批判・意見・提言を言ってもらえる情況のなかで進歩していくのでしょう。自著《オリンピックと平和》読んでいただいた方がまず言われることは、「読みやすい」です。その瞬間作成に関わっていただいた多くの方々の顔が次々と浮かんできます。授業を受けてくれた何万人という子どもたちの顔が浮かびます。「大衆消費財が世界を変える」。愛知の岸さんに教えてもらった言葉です。文化のあり方も変わっていくことでしょう。仲間に一人、たくさんの本を出している人がいます。作者と編集者だけの世界で次々と本が出来上がっていくことに、不安を感じます。仮説実験授業、そして仮説実験授業研究会、改めてすごいものだと思いました。
2013年2月15日金曜日
金星研究
久し振りの投稿です。
「スタディオン」という言葉を聞いたことがありますか。
今日の競技場、スタディアムの語源となりました。
古代オリンピアの会場、ギリシアのオリンピアに
作られた短距離走の直線コースを
「1スタディオン」と言ったようです。
てっきりギリシア語が語源と思っていましたが、
違っていました。メソポタミア起源だそうです。
考えてみれば、金星情報も、日食の周期であるサロス情報も、
メソポタミア起源なので、「納得」という感じです。
『ウキペディア情報』
スタディオンはバビロニア起源の単位である。
その距離は、砂漠において太陽の上端が地平線に現れてから、
下端が地平線を離れるまでの間に
人間が太陽に向かって歩く距離と定義されている。
その人の歩行能力に依存した一種の身体尺であるが、
おおむね180メートル前後となる。
言い変えれば、
スタディオンは太陽がその視直径分だけ移動する間に
人間が歩行する距離である。
太陽の視直径(見た目の角度)は約0.5度(正確には32分)であり、
その角度を移動する時間は約2分である。
太陽は1日で1周(=360度)するので、
1日に人が歩ける距離は360/0.5=720スタディオン、
1時間の歩行距離は約30スタディオンということになる。
(引用ここまで)
メソポタミアすごい!
という感じです。
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