2010年2月11日木曜日

ルクレチウスを知っていますか?

ルクレチウスという人のことを聞いたことがありますか。
実は『宇宙を作るものアトム』(事物の本性)という本をを書いた人である
ということ以外は,まったくわかっていません。

イエスキリストよりも,100年前に生まれた古代ローマ人です。
その著書『宇宙を作るものアトム』は,
エピクロス(紀元前300年代に原子論を確立し,大衆のものとした人)賛歌の本です。
私も相当なエピクロスファンですが,ルクレチウスにはとてもかなわないと思います。
それくらいのエピクロスファンです。
今その本を「見て」います。本当は「読みたい」のですが,
なかなか手ごわい本で,今のところ「見る」のが精いっぱいです。

今日も「見て」いたら,次のような一節を見つけました。

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それゆえに,困難な中にこそ人を見るべきであり,
逆境のうちにこそ人柄を知るべきである。
なぜならその時にこそまことの声が胸の奥底からほとばしり,
仮面ははがれ,真実だけがあとに残るのだから。
                                第三巻・55
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 この一節を読まれて,何かを思い出しませんか。
私は,映画「ネバーエンディングストーリー・第一話」の
門の前にたたずむ主人公の場面を思い出しました。
あの映画を作った人も,ルクレチウスの本を読んだのではないかと
思えました。もしそうなら,改めてルクレチウスの影響の
深さを感じています。
だから,もう少しルクレチウスの本を,
「見続け」たいと思っています。

映画「ネバーエンディングストーリー・第一話」を見てない方には
訳のわからない話でした。申し訳ありません。

2010年2月10日水曜日

フランス語勉強中です

明日はカナダの人とエピクロスをフランス語で読む日です。彼は日本語が得意ではないので、英語とフランス語のチャンポンの会話で刺激的な日です。今日ふっと感じたのですが、フランス語で読むエピクロスは素晴らしいですね。フランス語のリズミカルな発音がとても心地よくエピクロスの雰囲気に合っているような気がします。