2010年6月14日月曜日

今日の読書日記「ヒトラー誕生の謎」

『千の風になって』がヒトラーの脅威から逃げてきたユダヤ人女性のために書かれたということがわかってきたので,以前から気になっていた「ユダヤ人問題」についても,もう少し勉強する必要を感じています。僕の先生は,〈板倉聖宣〉という人なのですが,その板倉が次のようなことを言っています。

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僕のヒトラー問題についての最終的な結論は,〈ドイツをめぐる他の国々がドイツをいじめすぎた〉と。〈他の国々がドイツをいじめすぎたので,国家主義がドイツ人の心をすごく支配した〉と。そして,〈そのリーダーであるヒトラーが,それなりに賢くて有能であった〉と。
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 確かに,第一次世界大戦の敗戦国となったドイツには,莫大な賠償金が科せられ,翌年から始まった賠償金返済の後すぎに,国内にゼネストがおこり,国民の間には不安と不満が高まっています。ヒトラーが徐々に支持を伸ばしていくのは,確かにこの後なのです。『千の風になって』という研究テーマに,僕に3つの研究テーマを与えてくれそうです。
(1)ヒトラー誕生のなぞ
(2)ユダヤ人問題の歴史
(3)原子論の歴史
 この3つ,それぞれが重要な研究テーマです。なにげなく始めた『千の風になって』研究が,さらに勉強を必要とする研究になっています。これからの研究がたのしくなってきました。

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