昨日の続きをどう書くかをずっと迷っていました。僕自身がわからないことだらけなので,暗闇を手探りで歩く状態です。そしたら,今朝二条城の周りを歩いていたら,突然「書き始めの部分」がふっと浮かんできました。浮かんできた通りに書いてみます。
「目で見る天文学」から,「目で見ない天文学」へ
科学的な天文学を初めた人,実はこれもガリレオなのですね。彼は,オランダのあるレンズ職人が発明した望遠鏡を初めて天体に向けました。そしたら,月には山があり,太陽には黒点があり,木星には衛星があることがわかりました。天体は完全な神ではなかったということです。それ以来,「目で見る天文学」が始まりました。しかし,では目で見えるもの,つまり「光とは一体なんだと思いますか?」しかし,それがわかるためには,「電磁波とは何か?」がわらなければなりません。しかし,これがよくわからない問題なのです。
「光とは何か?」「電磁波とは何か?」
こういう問題を「実体論的な問題」といいます。しかし,よくわからないのです。そういう時には,「現象論的に課題を設定すること」が有効です。「電磁波とは何か?」がわからなくても,私たちに日常的に電磁波に頼って,便利な生活を送っています。電磁波を分類すると次のようになります。
---中波(ラジオの電波)
ーーー短波(ラジオの短波放送)
電波 ---超短波(テレビの電波)
---マイクロ波(携帯電話や電子レンジで使われている)
赤外線
可視光線
紫外線
X線
γ線
こういうものをまとめて「電磁波」と定義しているわけです。私たちが目で見ている世界は,電磁波の世界の本の一部分だということになります。
このことが分かった時から,「電波天文学」が始まったといいわけです。ここまで書いてきて,自分自身がとてもすっきりしました。
2010年7月5日月曜日
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