2009年7月20日月曜日

関空です

途中JRが信号の故障で止まったりと
トラブルがあったのですが、なんとか関空に到着しました。
9時50分に上海に向けて出発します。

おはようございます

ただ今午前3時51分。予定通り起きれました。
これから最後の点検です。
しかし、タレスのことが気になります。
タレスが人類史上初めて日食を予測し、そして的中できたのは、個人的な才能によるのでしょうか、それとも勝海舟の「時代が人を作る」という言葉のように、何か社会的な要因によるのでしょうか。どう思われますか。


予想
ア、個人的才能が大きい。
イ、社会的要因が大きい。

2009年7月19日日曜日

旅行に向けて,携帯からのテスト送信です。

「皆既日食見学旅行(その4)」

タレスは,日食の原因を知りませんでした。

では,なぜタレスは日食を予想できたのでしょうか。

実は,彼はある人たちが長年にわたって集めたデータを利用したのです。

それは,タレスの近くの国バビロニアの神官といわれる人たちが
集めたデータでした。神官たちは,太陽の動きを克明に記録していました。
その記録は,前721年以来続いていたそうです。
だから,そのデータに基づけば,次の日食はいつ頃起るだろうという予測は
可能になっていたのです。
しかし,神官たちは,その情報を民衆に公開することはありませんでした。
その情報は,王のためのものだったのです。
だから,なんかのルートでその情報を知って,
しかも民衆に公開したタレスは
偉大だと言えるのではないでしょうか。

しかし,そのタレスも,いつ頃に日食が起こるということは
予測できても,それがどこでおこるかということまでは,知らなかったのです。
それは,バビロニアの神官たちも知らなかったことなのです。

だから,その日食がタレスの住んでいるところの近くで起こり,
しかも,戦争の真っ最中に起こるという劇的なことになったのは,
まったくの幸運だったのです。

しかし,天体は神ではなく,人間にとって,理解可能なものであるという
ことを証明したタレスの業績は,
それ以後,多くの弟子たちに
「科学研究への勇気」を与えることになりました。

そして,タレスの弟子の弟子,アナクサゴラスによって,
日食の原因も,月食の原因も解明されることになりました。

そんなタレスやアナクサゴラスのことを想像しながら,
皆既日食をたのしんできたいと思います。

中国から可能なかぎり,
このブログで,旅行の様子をお伝えしたいと思います。
読んでいただけるとうれしいです。

皆既日食見学旅行(その3)

世界最初の公開実験

「日食の予測」

に成功したタレスの名は,
一躍古代ギリシアの国々に広がっていきました。
そのことで自信を深めたタレスは,
それ以後次々と偉大な仕事うを成し遂げます。
(それは又別の話になるので,別の機会に)

では,ここで問題です。

【問題1】

 では,タレスは日食が起こる原因を知っていたのでしょうか。

予想
ア.知っていた。
イ.知らなかった。




答えは,次のブログで。

2009年7月18日土曜日

皆既日食見学旅行(その2)

記憶にとどめておいてほしい日食があります。
それは,紀元前585年5月28日に起こった日食です。
その日食は,今のトルコのある地方でおこりました。
今から2600年前,
日本が縄文式土器と呼ばれる土器をつくって,
狩猟中心の生活をしていた頃の出来事でした。

それまでにも,数えきれないくらい日食は起こっていたのに,
どうしてその日食が大事なのでしょうか。

実は,その日食は

「人類史上初めての,予想された日食」

だったのです。

その当時の多くの人にとって,
太陽や月は,神々でした。

その神々の動きを予想した人がいたのです。

神々の動きを予想するだけでも,大変なことなのに,
彼は,その予想を多くの人の前で発表しました。
だっからそれは,

「世界最初の公開実験」

と言っていいかもしれません。

そして彼の予想は,見事的中したのです。

その人の名前を「タレス」と言います。

「世界最初の科学者」

という言葉にふさわしい人だと私は思います。

(その2,終り)

2009年7月17日金曜日

皆既日食見学旅行(その1)

皆既日食を見るために,中国に上海に出発する日が近づいてきました。
月曜日,朝10時に関空を出発します。
皆既日食を見ることもたのしみですが,
「皆既日食をたのしむ人たちの雰囲気」
に触れることができるのが,一番のたのしみです。

また中国,上海や杭州の様子を通して,
今の中国の現実のほんの一端でも知ることができればと
願っています。

皆既日食と言えば,
僕としては古代ギリシアのタレスという人のことが
気になります。
タレスは歴史上はじめて
皆既日食を予想して,「的中した!」
として知られているのですが,
そんなタレスの功績に思いを寄せながら,
「皆既日食観察旅行記」を書いてみたいと思います。

「こんなことを伝えてほしい」などの
ご要望があれば,ぜひ教えてください。
皆既日食というたのしみを直接体験できるという幸運に感謝しつつ,
(今気づきました。一年早く退職しなければ,この旅行は不可能でした)
少しも多くの人と共有できればと思っています。

不本意ながら,一年早く退職したことに
意味があったことになります。
まさに
「どっちに転んでもシメタ!」
ですね。