2011年7月28日木曜日

アリスタルコスがストランに学んだ場所は?

ひさしぶりのブログです。このシリーズ,しばらく続けます。読んでいただけると,うれしいです。

研究のあゆみ:7月28日(木) 早朝自宅にて

『世界伝記大百科事典Ⅰ』(桑原武夫編集,ほるぷ出版,1982)
「アリスタルコス(前310頃~230)」の項目
p222)
アリスタルコスはサモス島に生まれた。アテナイに行き,紀元前288年(または287年)(22歳前後)から前270年(または269年)(40歳前後)まで,ペリパトス学派主宰者ランプサコスのストラトンの下で学んだ。

*************************
(秀樹曰く)この情報は貴重です。というのも,今まで私は,「地動説を発見したアリスタルコスが,真空の実在を実験的に証明したストラトンに学んだのは,アレキサンドリアだ」と勝手に思い込んでいたからです。師ストラトンは,ランプサコスで,原子論を確立したエピクロスに学んでいます。ということは,紀元前288年から前270年の間(270年エピクロス死去,後を追うように同じ年ストラトン死去),アテナイで,にエピクロスとストラトンとアリスタルコスがともに生きて,ともに学んでいたことになるではないですか。地中海中に支持者が広がったエピクロスの教え。そして衰退する一方のアリストテレスの教え。一体,どんな思いを抱いて,アリスタルコスは,アレクサンドリアに赴いたことでしょう。

0 件のコメント: