2009年10月28日水曜日

エジプト神話(その4)

エジプト神話(その4)

 怒った太陽神「ラー」は,生まれた5人の子どもたちに,自分の光・太陽を与えることを拒否しました。 5人の子どもたちは,「存在しない日」に生まれなければならなくなりました。 母ネートの悲しみがしのばれます。
 しかし,ヌートを愛していた時の神「トウト」が,なんと5日間をヌートに与えました。 5日間をもらったヌートは,その5日間に順番に5人の子どもを生みました。
 その5人の子どもが,
オシリス・ハロエリス・セット・イシス・ネプティス
というわけです。
 後に,オシリスとイシスが結婚し,それを恨んだセットがオシリスを2回にわたって殺したという話につながっていくわけです。切り刻まれたオシリスの復活が,「ミイラ」の話につながっていくことになります。
 では,太陽神「ラー」のその後の人生は,どうなったのでしょう。愛する相手を奪われた「ラー」の精液は,空しく空中の飛び出します。しかし,それは地面におちてある石に変化します。 その石が「ベンベン石」と言わるもので,実は,ピラミッドの原型と言われるものなのです。 そして,この「ベンベン石」にうつるシリウスの光が,古代エジプトに「太陽暦」をもたらすことになるのです。

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