2009年6月28日日曜日

尾崎豊を少しでも知るために(その3)「Kさん宅へ」

さて,いよいよKさん宅を目指します。

 交番を出たのが,午前3時前後と考えられます。大量の覚せい剤が,その猛威をふるい始めるのも,午前3時以降でしょう。いったいどんな気持ちで,覚せい剤の猛威と闘いながら,彼はここからKさん宅までを歩いたのでしょうか。

 交番を出るとすぐに,信号があり,その信号を渡って,卸売市場沿いに歩くとおよそ7ふんから8分でKさん宅にたたどり着きます。Kさん宅の前を通ってまっすぐ歩けば,およそ20分くらいで,自宅のマンションにたどり着きます。

 ところが,彼はその道を通らず,Kさん宅の裏を斜めに走る道を選びます。私もこれで2回その道を歩くことになるのですが,この道がすごくいい道なのです。昔,この道の上には卸売市場への鉄道の引き込み線があったようです。それで,きれいにまっすぐ,緑に包まれた道が続いているというわけです。

 それにこの道は,おそらく彼の毎日のジョギングロードだったと思われます。


 

 そして,この道沿いのKさん宅の庭にはいりこんで,そこで覚せい剤の猛威と闘っているところをKさんたちに見つかり,白髭橋病院へと運ばれることになります。
  
 同じ道を実際に歩いてみて,いろんな思いがわきあがってきました。


 


 2枚の写真は,その「入口」と「途中の道」の様子です。

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