2008年7月2日水曜日

古代オリンピックが内部的な理由で終わったことを主張する本

2004年にアテネオリンピックにあわせて出版された本に
岩波新書の「古代オリンピック」があります。
その本の中には,次のように書かれています。
「おそらく古代オリンピック滅亡の原因は,ローマの平和が崩れ,それまでオリンピックに血流を送っていたローマ帝国という母体のシステム自体が崩壊し,その動脈が断たれたということに求めるべきなのであろう」

古代オリンピックが滅亡した同じ時に破壊された,アレクサンドリア図書館や
デルフォイの彫刻や各地のギリシア彫刻が泣いているような説明だと思います。文自体も,抽象的な言葉の羅列に終わっていて,伝わってくるものがないのは,私だけの偏見でしょうか。

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