2014年7月2日水曜日

ミョウバン研究日記

「古代ギリシアの伝統を受けついだ所にのみ、科学は誕生した」
板倉聖宣さんの言葉です。そんな古代ギリシアのことを研究しています。

研究者たちの間で、1つの大きな謎があります。それは、
「サモス島に関する情報が異常に少ない」
ということです。

確かにそうなのです。ある意味で、アテネやスパルタやミレトス、コリントスと言った都市以上に重要なサモス島(そこにはいくつかの都市が含まれる)であるにもかかわらず、その情報は非常に少ないのです。

しかし、このことは私にとっては「シメタ!」です。
なぜなら、古代ギリシアの原子論者エピクロスとその弟子で地動説提唱者のアリスタルコスが生まれ育った島こそ「サモス島」だったからです。
実は寓話作家のイソップもサモス島で育っています。
数学者のピタゴラスもサモス島で生まれ育っていますが、ピタゴラスは重要ではありません。


キリスト教の国教化以後、言論統制を強めるキリスト教会にとって、サモス島は歴史から抹殺したしたい島だったのです。そして実際、ほぼ抹殺されたに等しい状態になっています。

しかし、今その復活の灯りが見え始めています。その灯りとは、「ミョウバン」です。ミョウバンの歴史をたどることによって、サモスの復活、エピクロスとアリスタルコスの復活が可能となると思います。

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